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    『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』 岡崎琢磨

    • 2013.02.17 Sunday
    • 23:08

    先輩からの借り本。

    珈琲店「タレーラン」のバリスタ・美星と、その珈琲に魅せられたお客の青年が、
    いろんな謎を解いて行くお話。
    美星の影のある雰囲気とか、淡々と謎を解き明かす感じが、
    ビブリア古書堂とよく似た感じ。

    ミステリー好きの私としては、「このミステリーが凄い!」の隠し玉ということで
    かなり期待してしまいましたが、
    ミステリーだと思うとちょっと物足りないかな。
    でも、美星のトラウマの謎や、最終章の展開はなかなか面白かった!
    登場人物の名前が凝ってたり、
    ところどころに珈琲の薀蓄が入ってたり、
    ちょっと恋愛っぽい要素が含まれてたり、と、
    けっこう盛りだくさんな感じで楽しめました♪

    2人の関係もちょっと気になるし、
    心を開き始めた美星の今後も・・・
    続編あるんだろうなぁ〜。

    デビュー作ってのがすごいなぁ。

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    『永遠の0』 百田尚樹

    • 2013.02.05 Tuesday
    • 23:09

    友達のゆきんこちゃんがすごいオススメしていたので、
    戦争ものが嫌いな私ですが、読みました!!

    いやぁ~すごかった・・・・
    重かった・・・・辛かった・・・
    でも読んでよかった。
    そんなお話でした。

    太平洋戦争で亡くなったおじいちゃんについて調べる姉弟。
    調べるうちにわかってくる戦争の本当の姿。事実。
    それがとにかく詳細で、ほんとに戦争を経験した人から話を聞いてるみたい。
    すごい取材に時間かかってるだろうなぁ・・・
    戦争のことは、中途半端なことも書けないだろうし。
    なんて、感情移入しつつも、冷静にそんなことを思ってました。

    宮部さん(おじいちゃん)のお話はフィクションってわかっていながらも、
    ゼロ戦や特攻隊の話などは、事実だろうし、
    その時代のその若者たち、家族の気持ちを想像すると、
    とにかく苦しくて切なくて・・・
    私たちは同じ間違いを繰り返してはいけない!
    って心から思いました。

    一番大事なものは、国でも宗教でもなく、一人ひとりの「命」。
    そんな当たり前のことを教えてくれる1冊。
    世界中の人たちが、自分の命や家族の命を
    大事にしてくれますように・・・

    読んでよかった。

    ・・・でも。もう一回は読めないな^^;つらくて。


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