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- 2013.10.26 Saturday
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重松さんにまた泣かされました・・・(笑)
最愛の奥さんを亡くしたヤスさんが、
男手ひとつで息子アキラを育て上げるお話。
男手ひとつと言っても、
田舎で周りの人たちみんなが「家族」のような関係。
そんな仲間の力を借りながら、
一生懸命にアキラに愛情を注ぐヤスさんの姿は、
不器用だけど「親」ってそういうもんなんだなぁ・・・
と改めて考えさせられました。
感動した場面がたくさんありすぎて書ききれない(ノω<;)
ネタバレ注意↓
・海雲和尚が幼いアキラを海で諭す場面
お父さんだけでは背中まで抱えきれない。
背中は寒いけど、その寒さを背負うということが、
アキラにとっての生きるということ。
母親のいない厳しさを教えようとしてるところに涙。。。
・思春期のアキラが後輩に体罰を与えて相手の親が乗り込んできた場面
めちゃくちゃな理論で相手の親に立ち向かって、
「こんなアホな親を持ったら息子も大変だろうって、
相手の親も同情してくれるわい!」って・・・。
おかしな行動も愛があれば子どもには伝わるのかも。
・アキラが子連れの年上女性と結婚して、下の子ができたとき
「2人一緒におぼれたときは、おまえは遠慮せずに、
自分の子を選べ。わしが健介を助ける。」
・・・孫への愛情もまたヤスさんらしい。
泣ける場面がいっぱいで大変でした。
決してよくできた父親でもないし、
困ったところもいっぱいあるけど、
子どもに対する愛情が身体中からあふれてるかんじ。
一生懸命さって伝わるもんなんだろうなぁ。
私もがんばろ!
sacchimoniちゃんからの借り本。
(なんとサイン本!うらやましい!)
企業小説だけど、今回は実業団野球部のお話。
不況に立ち向かう青島製作所。
リストラを進める中でかつての名門野球部も廃部の危機に・・・
リストラされる人や家族の立場で考えると、
まずは野球部の廃止でしょ、と思う気持ちもわかる。
でも、やっぱり野球部廃止しないで!!
とついつい応援したくなってしまいます。
お金の問題だけじゃなくて、
「一体感」「愛社精神」とかそういう精神的な部分ってけっこう大事ですよね。
みんなで応援して盛り上がる!っていいなぁ。
うちの会社も野球部もあって球場もあって、
昔はかなり強くて有名だったらしいけど、
今は同好会になってしまっています。
(もともと仕事を途中であがって・・といったレベルの部活ではなかったけど)
昔の話を聞くとすごく楽しそうでいいなぁと思います。
無駄なものは削減するのは仕方ないけど、
なんでも「無駄」というのも世知辛いなぁ。
タイトルの「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、
野球を愛したルーズヴェルト大統領が、「一番おもしろい試合は、8対7だ」
と言ったことに由来しています。
野球部の反撃と青島製作所の反撃が、
またまた気持ちのよい1冊でした♪
久しぶりの瀬尾さん。
これまで『卵の緒』『幸福な食卓』を読んだことがありますが、
『図書館の神様』も評判が良さそうだったので借りてみました。
学生時代バレーに真剣に打ち込みすぎて
部員を自殺に追い込んでしまい・・・
それ以降だらだら〜っと過ごしてなんとなく講師になったキヨ。
なぜか文学部の顧問になって文学に触れることで、
徐々に立ち直っていく姿が描かれています。
いいお話なんだけど・・・
さらっと終わってしまってちょっと物足りないかも?
たぶん、リアルさがないからかなぁ。
キヨの不倫話もなんだかさらっとしすぎてたり、
唯一の文学部員垣内くんも高校生とは思えないくらい、
飄々として大人びてたり。
キヨの弟もいいキャラなんだけど、
現実にはこんな弟いないかなぁ〜と思ったり。
でも、文学部ってなかなか面白いかも。
私は学生時代ずっと運動部だったので、
部活で文学なんて考えられなかったけど、本は深いですよね♪
十分部活として成り立つわ〜と今なら思います。
なんだか古い本も読みたくなってきました。
夏目漱石とかも今なら面白いと思えるかなぁ。
最近続編が本屋さんに並んでるので、気になってて・・・
図書館で借りて読みました。
有川さんと言えば、
「図書館戦争」とか「阪急電車」とか「レインツリーの国」とか・・・
(私が読んだ中では)若者の恋愛モノのイメージが強かったんですが、
これはおっさんたちが主人公。
定年後にボランティアで夜回りを始めた、シゲ・キヨ・ノリの3人。
それぞれの特技(剣道、柔道、頭脳)を武器に、
悪者を退治する!というお話。
おっさんたちが強くてかっこいい!(笑)
言ってることもすごく正しくて、
でも押し付けがましくなくて、
気持ちよく読めました。
現実ではそう簡単にはいかないだろうけど、
警察じゃなくても一般人ができることってけっこうあるのかも。
軽快で楽しいんだけど、ホロっとくるところもいっぱいあって、
シゲの奥さんの問題のときは、
ラストのシゲの言葉にウルっときました。
そして有川さんらしい恋愛要素もあり♪
祐希(キヨの孫)と早苗(ノリの娘)の関係が微笑ましくて、
キュンときます(〃ω〃)
これは、続編も読まなくては!
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小学校のPTAのお話ということで、
まさに今!PTA活動ど真ん中の私としては、読んどかないと!
主人公の陽子は小学生の子供を持つ雑誌の編集者。
バリバリのキャリアウーマン。
・・・その時点でちょっと私とは違うけど(笑)
PTAの大変さは、そのまんま!だと思いました。
小学校に行くと楽になるという話はありますが、ほんとに全然違う!
PTA・学童・子ども会・・・いろんな活動が次から次へと出てきます。
今年もPTA役員をやっていますが、大体会合は平日なので、
子どもたちだけで夜留守番をさせて、
「ご飯食べて、その後ちゃんとお風呂入っててね!
遅かったら9時になったら寝てね!」と言って出かけてます。
学童はもっと遅くて、役員決めのときには夜中になることも・・・
私も子どもたちも慣れてきたけど、
そもそも、それって本末転倒じゃないの!?と何度思ったか。
「仕事してるので・・・」「ダンナが単身赴任でいないので・・・」
なんて言い訳もできないし。
忙しくてもやってる人はやってますしね〜。
なんでもお金で解決しようとする陽子には共感できない部分もあったけど、
「父親も参加すべき」という意見は大賛成!!
そもそも、会合に出てくる人の9割は女性。
こんな状態だから、父親が出てきたら居心地は悪いし、
面倒な役を押し付けられるし・・・まさに、そのとおり。
うちのダンナも学童の保護者会に昔1回だけ出てもらったけど、
「もう二度と出ない」と言ってました(笑)
まぁ、ママ友達も増えるし、確かにいいこともあるけど、
週3日も4日も会合が重なったとき、
「もういやだ〜っ!!」と愚痴ろうとダンナに電話したら、
「オレ、今飲んでるとこ♪」とほろ酔いな感じで言われると、
切れてしまいそうにはなります(笑)←その前に電話切るけど。
ほんと、もっと楽にできないのかなぁ。
学童はそんな活動に疲れて今年は退所しましたが・・・
ちょっと楽になったと思ったら、サッカーのほうも徐々に忙しくなりそうです。
まぁ、そんな生活も後で考えたら充実してたなぁと思うのかも?
子どものためと思ってがんばるしかないですね!
主婦&母としての苦悩が、なかなかリアルで面白かったです♪