スポンサーサイト
- 2013.10.26 Saturday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
- -
- -
映画化もされて話題の作品。
辻村さんだから迷わず買いましたが、
辻村さんの作品の中でもかなり好きかも。
死んだ人と生きている人をつなぐ「使者(ツナグ)」のお話。
死んだ人にとっても生きている人にとっても、
たった一回だけというチャンス。
家族でもないアイドルと会うために使う女性。
癌で亡くなった母親に告知しなかったことを思い悩む男性。
自分のしたことを親友に会って恐る恐る確認しようとする女子高生。
突然失踪した婚約者を待ち続ける男性。
そして、使者(ツナグ)自身のお話。
大事な人が死んでしまってから、
言いたいこと・聞きたいことってきっと誰にでもあるはず。
それがもし叶うなら・・・とは思うけど、
幸せな結末とは限らないところが深い・・・。
突然失踪した婚約者のお話にうるっと来ました。
やっぱり、生きている間に伝えたいことは伝えないとなぁ。
どうしたって後悔はするだろうけど。
一人だけなんて選べないから、私は使えない(笑)
辻村さん、ちょっと最近ドロドロしすぎてイマイチだったけど、
久しぶりに好きな感じでした。
これ、娘も読んでました。
面白い!!と言って、さらに母親にも貸し出し中。
娘もこういう本を一緒に読めるようになったなんて、成長したなぁ~。
辻村さんということで、迷わず買いました。内容も知らず。
読んでみてびっくり!
・・・ホラーだったとは(笑)
「踊り場の花子」
「ブランコをこぐ足」
「おとうさん、したいがあるよ」
「ふちなしのかがみ」
「八月の天変地異」
の5作品。
辻村さん、すごく好きな作品も多いけど、
これは・・・・苦手かも。。
もともとホラーはあんまり好きじゃないのと、
ちょっとよくわからないお話もあったり。
トリックがあるのかないのか読みきれなかったものも・・・
でも、
「ふちなしのかがみ」
「八月の天変地異」
はけっこう好きかも♪
怖いだけじゃなくて、ちょっとミステリーっぽい要素があると、
読み終わった後の余韻が心地いい。
辻村さんのあったかいお話系が読みたいなぁ。
「ツナグ」買ってこなくちゃ。
文庫本ほぼ読破中の辻村サン。
これはけっこう前に買って積読本になってましたが、
やっと読みました!
ミステリーっぽいのですが、全体的に重い・・・
主人公みずほが失踪した友達チエミを探す物語。
ものすごく仲のよかったお母さんを、チエミは本当に殺したのか?
みずほとチエミの関係って一体どんな裏があるのか?
みずほと母親の関係はどうなるのか?
ずーっと何かひっかかる感じで読みながら、
「きっと最後にはスッキリさせてくれるはず!」と期待して読みましたが、
今回はあんまりスッキリしなかったなぁ。(笑)
含みがありすぎてそのメッセージを読みきれなかったのかも?
でも、母と娘の微妙な関係や田舎の友達関係については、
わかるわかる!という部分も多くて、
読んでてイタいけどほんと巧い!
なんとなく湊かなえさんの本みたいな、
ドロドロ感を感じました。(湊さんも好きですが)
最後のほうで、やっと「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」の
タイトルの意味がわかって、ちょっと感動。
お母さんに生きてて欲しかった。。
そしたらきっとこれから先もっといい関係になれたはずなのに・・・
にほんブログ村
久々の辻村作品。
積読本になっていた『名前探しの放課後』をやっと読みました!
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」
「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」
不可思議なタイムスリップで三ヵ月先から戻された依田いつかは、
これから起こる“誰か”の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと
“放課後の名前探し”をはじめる―青春ミステリの金字塔。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
今回も登場人物はわりと多かったけど、
上巻もいつもよりはスッキリしていたような。
どの登場人物も魅力的だし、
仲間みんなで団結する姿はとっても爽やかでした♪
「冷たい校舎の時は止まる」と雰囲気は似ていたけど、
私はこっちの方が断然好きかな。全体的に優しい雰囲気がいい。
名前のトリックも似てたなぁ〜。
辻村サンの作品は、他の作品とのリンクが多いのが特徴だけど、
今回のは最後の最後で「そういうこと!?」とびっくり。
ストーリーの重要な部分で別の作品のネタが使われるって・・・
読んでない人はわかりにくいかも。
「ぼくのメジャースプーン」は読んでいたけど、
どこで魔法がかかっていたのか全く気づかず・・・
ほんとに最後の最後でわかりました。
もう一回ちゃんと読まないと全部は理解できないかも。
でも、他の作品の登場人物と会えるのはなんだか嬉しいですね。
※2011年は、辻村サンの文庫本読破を目指してきましたが、
いろいろ寄り道しつつも残りは「ロードムービー」と「太陽の坐る場所」だけかな。
なんとか今年中に読破したいと思います!
でも、久々に伊坂サンの「モダンタイムズ」も文庫本出てたし、
こっちも読みたい・・・読みたい本がいっぱいあって迷います。
にほんブログ村
久々の辻村サン。
未読(文庫化されたもの)も残り少なくなってきました。
今回のお話はちょっとファンタジー系&ヒューマン系。
どらえもん好きの主人公ということもあり、
章題もどらえもんの道具になぞらえて展開されていて面白い♪
主人公の理帆子がけっこう難しい子で、
周りからは「誰とでも仲良くできるいい子」と思われながらも、
実は周りの人たちを客観的に分析したり、
見下したりしてるところがちょっと痛かったけど、
別所という男の子と出会うことで少しずつ変わっていく・・・という物語。
読書好き→現実の世界と積極的に交われない傾向がある・・・
と本人も分析しているように、
ちょっと殻に閉じこもりすぎの理帆子。
元彼若尾のストーカーっぷりがちょっと怖かったけど、
彼のおかげで生身の人間ってものに向き合えたのかも。
ところどころに心に残る言葉があって、
辻村サンのお話はいつも考えさせられます。
「全部を自分の責任だと認めて、その上で自分の実力がないのだと諦めなくちゃならない。
精一杯、本当にギリギリのところまでやった人にしか、諦めることなんて出来ない。
挫折って、だから本当はすごく難しい。」
光が見えるラストにほっとしました♪
めずらしく装丁買いしてしまった1冊。
(最近文庫本しか買ってなかったのに・・・)
でも買ってよかった。
とうとう来ました!辻村さんで5つ★!←あくまでも私の好み
「結婚は、人生最高のエンターテインメント!」という帯のとおり、
最初から最後まで楽しませてもらいました。
・一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹
・クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー
・大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生
・誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎
この4つのお話が同時進行。
それぞれの文体が違うのも面白くて新鮮でした。
とにかくどれも先が気になって・・・一気読みです。(笑)
それぞれの登場人物の背景や心の奥を描くのがほんとに巧い。
ちょこっとややこしい人や痛い人が出てくるのは辻村流なのかもしれないけど、
それがまた重くなくてよかった。
別々に進行するお話が途中少しずつ絡むところや、
最後にスカっとさせてくれるところが伊坂さんっぽくて好きなのかも。
ネタバレになっちゃうけど、
男子小学生真空が最後に、東さん(新郎)にお土産をこっそり教えるところ。
クレーマー新婦が最後にウェディングプランナーをかばうためののろけ。
その辺がほっこりして好きです。
辻村さんの作品って、黒い(?)タイプのものと、白い(?)タイプのものがあるのかな。
とりあえず、やはり2011年は辻村深月を読破してみようと改めて思いました。