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    『果つる底なき』 池井戸 潤

    • 2013.05.30 Thursday
    • 17:47

    ストーリーの舞台は、池井戸さんお得意の銀行。
    企業小説かなと思って読み始めましたが、ミステリーでした。意外!

    銀行員の伊木が、同期で親友の不審な死の真相を探るうちに、
    銀行の不正も明らかになり、自分も命を狙われることに・・・
    必要以上に人が殺されてるような気はしましたが、
    緊張感があって読みながらドキドキしました。

    銀行の内部事情のこと、企業間のお金の流れのことなど、
    あまり知識がない私でも、
    するっと理解できるわかりやすさは、さすが!
    こんなことで殺人まで犯すかな?という疑問はありつつも、
    先が気になって一気読みでした。

    なんといっても、主人公が人間としてカッコイイんですよね。
    池井戸さんの小説に出てくる主人公はみんなそうですが、
    正義感が強くて、組織に流されないので、
    つい応援したくなってしまいます。
    そして、やっぱりちょこっと恋愛も絡んでいたり。

    結末も、正義は勝つ!し、パターンは同じなんだけど、
    何を読んでも読後感がいいので、安心して読めます。
    ミステリー、もっと書いて欲しいです!

    池井戸さんはあとは、「俺たちバブル入行組」シリーズも読みたいな♪

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    『ルーズヴェルト・ゲーム』 池井戸 潤

    • 2012.06.17 Sunday
    • 23:28

    sacchimoniちゃんからの借り本。
    (なんとサイン本!うらやましい!)

    企業小説だけど、今回は実業団野球部のお話。
    不況に立ち向かう青島製作所。
    リストラを進める中でかつての名門野球部も廃部の危機に・・・

    リストラされる人や家族の立場で考えると、
    まずは野球部の廃止でしょ、と思う気持ちもわかる。
    でも、やっぱり野球部廃止しないで!!
    とついつい応援したくなってしまいます。

    お金の問題だけじゃなくて、
    「一体感」「愛社精神」とかそういう精神的な部分ってけっこう大事ですよね。
    みんなで応援して盛り上がる!っていいなぁ。
    うちの会社も野球部もあって球場もあって、
    昔はかなり強くて有名だったらしいけど、
    今は同好会になってしまっています。
    (もともと仕事を途中であがって・・といったレベルの部活ではなかったけど)
    昔の話を聞くとすごく楽しそうでいいなぁと思います。

    無駄なものは削減するのは仕方ないけど、
    なんでも「無駄」というのも世知辛いなぁ。

    タイトルの「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、
    野球を愛したルーズヴェルト大統領が、「一番おもしろい試合は、8対7だ」
    と言ったことに由来しています。
    野球部の反撃と青島製作所の反撃が、
    またまた気持ちのよい1冊でした♪




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    『鉄の骨』 池井戸 潤

    • 2012.04.29 Sunday
    • 23:18
    評価:
    池井戸 潤
    講談社
    ¥ 880
    (2011-11-15)

    下町ロケット』以来はまっている池井戸さん。
    空飛ぶタイヤ』に続いて、3作目です。

    今回は「談合」のお話。
    難しい内容かな?と思いながら読み始めたけど、
    入社4年目の平太の目線で物語が進むので、
    素人でもすごくわかりやすい!

    「談合」なんて犯罪なんだし、やめてしまえばいいじゃん!
    と単純に思ってたけど、いろんな事情があるんですね。
    ミクロとマクロの両方の考え方がわかって、
    またまた勉強になりました。

    今回は恋愛要素が入ってるのもよかった♪
    学生時代から付き合ってる銀行員の萌との関係が、
    だんだんとギクシャクしていって、
    それでもどうすることもできない感じは、
    すごくわかるわかるっ!
    働き始めるとその業界の常識や価値観も違うし、
    同じ会社のできる男性に惹かれてしまう気持ちも・・・

    さらに、平太の母親もいい脇役として出てきてて、
    仕事じゃない部分でもグイグイ引き込まれました。

    下町ロケット』も『空飛ぶタイヤ』もよかったけど、
    『鉄の骨』もかなりよかった。
    ★4つにしたけど、4.5くらいかも。
    ほんと、サラリーマンの世界を描かせたらピカイチですね☆



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    『空飛ぶタイヤ』 池井戸 潤

    • 2012.01.22 Sunday
    • 22:12
     『下町ロケット』ではまった池井戸さん。

    あんまり本を読まない旦那に『下町ロケット』を勧めたところ、
    相当面白かったらしく、一気に池井戸ファンに。
    年末に他のも読みたい!と、『空飛ぶタイヤ』を買ってきました。
    これもかなりよかった!らしい。

    回ってきたので、早速読んでみました。

    これは企業の不正をネタにしたもの。
    小さな運送会社社長vs大手自動車メーカーの品質保証部。
    結果は想像がつくけれど、それでも面白かった!
    赤松運送が起こした人身事故により、
    お母さんを亡くした6歳の男の子。
    そのプロローグですでにウルウルきてしまいました(笑)

    整備不良による業務上過失致死罪の容疑をかけられた赤松社長が、
    巨大企業に立ち向かう!!って。下町ロケットとめっちゃかぶります。
    取引先に見捨てられたり、銀行に見捨てられたり、
    どん底まで落ちていくけど・・・・捨てる神あれば拾う神あり。
    努力が報われるって気持ちいいですよね〜。

    しかし、品質保証部って・・・
    うちは中小企業だし、こんなことはあり得ないけど、
    実際はこういう話ってほんとにあるんだろうなぁ・・・
    狩野ほんとムカツクわ〜!と思いながら読んでました。

    そして、女王蜂の片山さん。
    こちらもかなりムカツク!!!
    まぁ、こういう人たちがいるからこそ、
    最後は余計にスカッとした気持ちになれたんだと思いますが。

    やっぱりいいなぁ〜池井戸さん。

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    『下町ロケット』 池井戸 潤

    • 2011.11.02 Wednesday
    • 21:25
    評価:
    池井戸 潤
    小学館
    ¥ 1,785
    (2010-11-24)

    本屋さんでたくさん並んでるし、評判もいいし、
    久々にハードカバーの本を買っちゃいました。直木賞受賞作。
    池井戸潤さんの本は初めてです。

    下町の小さな工場が、その技術と品質と情熱を武器に
    がけっぷちから這い上がる物語。

    「その特許がなければロケットは飛ばない――。
    ロケットエンジンの特許で大企業とガチンコ勝負する姿は、
    同じ小さな製造業者として共感できる部分が多くて、
    行け行け!!と思いながら読んでました。

    会社は小さくても技術は負けない――。
    ビジネス本ではないけど、
    「ものづくり」の情熱みたいなものが伝わってきて、
    いろいろと勉強にもなりました。

    読後感もさわやかで、すごく面白かった!!!
    終わってしまうのが寂しく感じるくらい。
    最近ミステリーが多かったけど、
    こういう純粋でまっすぐなストーリーも好きです♪
    ということで、★5つ。
    池井戸さんのほかの作品も読んでみたいです。


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