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評価:
道尾 秀介
新潮社
¥ 540
(2009-06-27)
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『Story Seller』を読んでから、気になっていた道尾さん。
『片眼の猿』を読んでみました。
表紙のイメージからわかるようにミステリーです。
「まず断言してしまいます。
どれだけ眉に唾を付けて読んでいただいても、著者の企みを
100パーセント見抜くのは不可能でしょう。」という帯に惹かれました。
読んでみて・・・
確かに・・・いたるところに伏線が張り巡らされていて、
謎があることは明らかなんだけど、結局見抜けませんでした。
一番の謎(秋絵)については、「え??そんな落とし方??」とびっくり(笑)
主人公の三梨の謎、パートナーの冬絵の謎、アパートの住人たちの謎・・・
とにかく謎だらけ。
最後の最後に少しずつ種明かしをしていくのはちょっと楽しいかも。
重い感じかと思いきや意外と楽しめる内容でした。
ただ、トリックがありすぎて本来のストーリー以上に気になってしまうのが、
うーん・・・といった感じ。
騙されたい人にはオススメです。