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- 2013.10.26 Saturday
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sacchimoniちゃんからの借り本。
想像どおりすごくよかった!
2007年の本屋大賞3位の作品で、
評判もいいのでずっと気になってました。
2007年の本屋大賞の本。
今ちょっと調べてみたら、7冊読んでた。ちょっとびっくり
sacchimoniちゃんからの借り本。
三浦さんの短編集です。
一応「恋愛」がテーマらしいのですが、
男女の恋愛だけじゃなくて、ほんといろんな恋愛が詰まってます。
初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…などなど11個のお話。
以前読んだアンソロジー(「最後の恋」)に入っていた
「春太の毎日」は読んだことがあったけど、それ以外は初めて読むお話でした。
恋愛って言っても、
本当に(私が思う)ストレートな恋愛は全然なくて。
どれもこれも不思議だったり、シュールだったり、
なんとも目の付け所が面白い。
そこ?小説にするの?みたいな。
うーん・・・と思うものもけっこうあったけど、
何だか心にグッと来るものも。
好きなのは・・・
☆「私たちがしたこと」
二人の秘密を一人で抱え込もうとする俊介にジーン。
☆「優雅な生活」
ロハスに軽く目覚めたさより。それに対して、全然乗り気じゃない俊ちゃん。
なのに、突然超ロハスに。ぷぷっと笑えます。
☆「冬の一等星」
ほんのひととき一緒に過ごした文蔵と8歳の映子。
そんな文蔵の存在が映子にとっての一等星。
これもじんわりとあったかい。
☆「永遠に完成しない二通の手紙」
☆「永遠に続く手紙の最初の一文」
これは、最初と最後の話ですが、
読んだ後になるほどという感じ。
ちょっと変わった話ばかりでしたが、
味がある感じは三浦さんらしい♪楽しめました(*´∀`)
なんとな〜くのんびりしてそうな雰囲気に惹かれて、図書館で借りました。
「なあなあ」とは、「ゆっくり行こう」「まぁ落ち着け」といった意味らしい・・・
「適当」とか「馴れ合い」といった意味で「なあなあ」って言葉を使ったりするけど、
それとはちょっと違うのかな。
都会の高校を卒業した主人公が、突然山奥の「神去村」で林業をやらされるという話。
伝統的な村の行事や、林業の厳しさが、ものすごくリアルに細かく描かれていて、
林業なんて全く興味もなかったけど、なかなか勉強になりました。
主人公「勇気」が苦労しながら村の生活に馴染んでいく姿とか、
林業をする人たちの思いなんかが、まるでドキュメンタリーみたい。
・・・と言ったら堅そうですが、
勇気の話し言葉で書かれた文章は、
勇気の愚痴や妄想がそのまま!って感じでクスっと笑えるし。
「あり得んやろ〜!」と突っ込みたくなるくらいマンガ的なところがあったり。
最初に想像した感じとは違って、楽めるお話でした。
宮崎駿のアニメっぽいかも。
この先、勇気がどうなるのか??続編とか出たらいいのになぁ。
気になってる作家さんのひとり。
三浦しをんさん。実はまともに読んだことがなかったんですよね。
なかなか面白かったです♪
会話が多くてテンポが軽くて読みやすい。
街並みとか景色が目に浮かぶような感じ。
ドラマでシリーズ化するのが合ってそう!
なんて思いながら読んでたら、映画になってるみたいですね。
☆映画:まほろ駅前多田便利軒
瑛太と松田龍平かぁ〜。ピッタリかも。
男同士の友情ってこんな感じなのかな。
あからさまに感動させるタイプの話ではないけど、
どのエピソードも何気にあったかくなる感じで読後感がいい。
うーん。これまた他の作品も読んでみたい作家さんです。