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- 2013.10.26 Saturday
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久々に森さんの本を読んでみました。
なんだか表紙がキレイで魅かれました♪
さわやかなお話なんだろうなぁ〜と思って読み始めましたが、
実は心の奥をトラウマを描いたもの。
ずっと拒絶していた父親が突然亡くなったことをきっかけに、
厳格で潔癖だった父親の裏の顔(?)を知ることになった兄妹たち。
そんな父を知ることで、自分を見つめなおす・・というお話。
重そうで、でも重すぎず。
兄妹3人のやりとりが何だかほのぼのしてて、いい雰囲気。
それぞれが父親の裏側を知ることで、
少しずつ前進して行く姿はさわやかでした♪
こういう親だと、こう育つのかぁ・・・
とそっちに共感したり。
厳しすぎると逆に反発してしまうもんですよね。
でも、大人になってからも、なんでも親のせいにするのは、
かっこ悪いことなんだなぁと、改めて思わされました。
野々の彼氏がなかなか素敵で、
いいこと言うんですよね〜。
兄の彼女の啖呵もいい!
途中どうなることかと思ったけど、
いい具合に収まってよかった♪
幸せ〜な気分になる終わり方でした!
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森絵都さんのデビュー作。
薄いせいもあるけど、さくっと読めました。
どこで物語の盛り上がりがやってくるのか??と思っていたら、
特に盛り上がりもなく(笑)、そのまま終わってしましました。
児童文学っぽいわかりやすい内容です。
思春期の心の揺れ動きが懐かしい・・・
こんな時代もあったかなぁ・・・なんて。
「永遠の出口」ほど深い感じはなかったけど、
素直にいいお話だな〜と思いました。
中学1年生の少女さゆきの気持ちに共感しきれないのは、
やっぱり大人になってしまったからかなぁ。
でも読んでよかった♪
周りに流されず自分の「リズム」で進めばいいんだよ!って背中を押してくれます。
子どもにも読んでほしい1冊です。