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評価:
乙一
角川書店
¥ 580
(2006-06)
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乙一さんの短編集。
乙一さんは「GOTH」以来、久しぶりに読みました。
相変わらず不思議な世界です。
なんだか「世にも奇妙な物語」っぽいお話で、
全体的に暗くて悲しいんだけど・・・どれもほのかに優しい感じ。
「GOTH」を読んだとき、不思議な魅力を感じてしまって、
これを面白いって言うのはちょっと人格疑われないかな・・・(笑)
なんて思ったけど、やっぱり意外と好きなのかも。
(自分が根暗な気がしてくるけど)
『calling you』と『しあわせは子猫のかたち』と『傷』が特に好き。
内気で人付き合いが苦手で人間不信気味の主人公が、
他人の優しさに触れて、徐々に人間らしい部分を取り戻していく・・・
最後は何となく光が見える終わり方がよかった♪