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- 2013.10.26 Saturday
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小川糸さんといえば、sacchimoniちゃんからの借り本です♪
思い出の食べ物をめぐる短編集。
人生の中で、食べ物の存在って大きいですよね。
食べ物で思い出すことってけっこうあるかもなぁ。
家族との楽しかった思い出。
恋人との別れ。
お母さんが残してくれた味。
人生のいろんな場面で思い出の食べ物があって、
それらが短編だけど食べ物中心に丁寧に描かれていました。
病院で過ごす痴呆症のおばあちゃんに、
思い出のカキ氷を届ける「バーバのかき氷」と
自分が死ぬ前に娘におみそ汁の作り方を教える
「こーちゃんのおみそ汁」が印象に残りました。
食べることも作ることも、
大事にしたいなぁ〜と改めて思いました。
sacchimoniちゃんからの借り本。
たったひとりで誰も知り合いのいない島で、
いろんな人との関わりや身近な生と死を経験する中で、
自分の心の傷とも向き合って成長していく物語。
島の生活って、何にもないけど・・・
ほんとに人間らしく生きるには一番いい環境なんだろうなぁ。
そして、小川さんのお話にはいつも食べ物のシーンがいっぱい。
今回もおいしそうな食べ物がたくさん出てきました。
生きていくのに大事なことは、まず食べること!
食べ物をおいしく食べられることは、心も身体も健康な証拠!
そんな当たり前のことを改めて感じました。(笑)
ほんとに弱々しかった主人公でしたが、
物語が進むにつれてどんどん強くなって行く姿は読んでて気持ちがいい。
最初の方ののんびりと丁寧な描かれ方に比べて、
後半(というか最後の最後)はなんだか一気にまとめられた感じはしたけど。
この先はきっと幸せになるんだろうなぁ〜と思わせるラストはやっぱりよかった♪
ほんわかとあったかい気分になれる癒し系の物語でした。
sacchimoniちゃんありがと〜♪